心停止とAED

AED販売事業部の小林です。
早速ですが、皆さんは心停止と言われるとどういうものを想像しますか?
大多数の人はドラマや映画で心電図が平らになっているのを想像していたのではないかと思います。

もちろん間違ってはいないのですが、心停止には全身に血が送れていない状態のことも指します。
2013年12月3日の記事「AEDと不整脈」で紹介した心室細動心室頻拍(無脈性)も全身に十分
な血液を送れていない状態なので、心停止として扱います。

よく、止まった心臓をAED(自動体外式除細動器)で生き返らせるという風に勘違いしがちですが、
AEDは規則性を失った心臓に刺激を与え、規則的な動きに戻すように手助けする機械です。

日本では年間約10万人の突然死があり、その中で心臓突然死は約6万人と言われています。
一日に約150人もの人が心臓が原因で24時間以内に亡くなっていることを考えると周りに
いつ起きても不思議じゃないと思いませんか?

そして、心臓突然死の大半は心室細動という致命的な不整脈が原因です。
AEDはその名前の通りこの細動を取り除く機械になります。

AED

弊社で新たに取り扱うAED CU-SP1はオートボリュームによる音声ガイダンスと
患者に貼り付ける電極パッドが予め本体と接続してあるため、早めの心電図解析と
除細動ができるように設計されています。

人が倒れたときに何が原因でそうなったかは普通の人にはわかりません。
そのために一刻も早くAEDで除細動が必要か判断し、たとえ電気ショックは必要でなくても、
胸骨圧迫をはじめとするCPR(心肺蘇生法)をすべきです。

AEDは電気ショックが不要な場合についてもCPRを案内するので、
救命の仕方が分からなくても人が倒れた場合は、とにかくAEDを手配しましよう!

AEDの価格、仕様、使い方などは上級救命講習を修了したスタッフがいる弊社まで
お気軽にお問い合わせ下さいませ。

Published On: 2014年3月14日Categories: AED事業部

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