昨年(2014年)の個人販売企業数が263社だと上司から聞かされました。
自分は大型の案件より中小企業のお客様が多いなあと思う今日この頃です。
本当にありがたい事です。皆様ありがとうございます。
最近、弊社のおすすめAED CU-SP1に関する質問が多く寄せられるので、
よくある質問を書いていこうかと思います。
今回はAED CU-SP1に絞ったよくあるお問い合わせについてお答えします。
ですので、CU-SP1をお探しの方や、一度弊社の見積もりや資料を見られた方向けになるかと思います。
AEDって何ですか?なぜ必要なんでしょう?CU-SP1って何でしょう?このようなご質問は
こちらのサイトにまとめていますので、ご参照いただくか、ご相談専門のフリーダイヤルを
設けていますので、お気軽にご相談下さい。
○お客様相談サービス
フリーダイヤル:0120-119-959
「一度お伺いさせてください!いつ会えますか!?」のような事は言いませんので、お気軽にどうぞ。
CU-SP1に関するよくあるご質問
AED IPAD NF1200とCU-SP1の違いは何ですか?
よくあるご質問の第1位です。
IPAD NF1200ってなんですか?と言う方はこちらから、
一般的なAEDを思い浮かべていただけたらと思います。
IPAD NF1200はシンプル設計のAEDでイニシャルコストが魅力の機種です、この機種と同じメーカーの
CU-SP1との違いについてです。大きなポイントが4つあります。
1:小児用モードの有無(CU-SP1に付いている)
2:オートボリューム機能の有無(CU-SP1に付いている)
3:バッテリーの寿命の違い(CU-SP1の方が長い)
4:電極パッドとAED本体が繋がっているか否か(CU-SP1は繋がっている)
大きなところですと、以上です。
一つずつ、詳細を記載します。
1、小児用モードを搭載しています。
小児というのはAEDでは0歳~およそ6歳未満までの未就学児を指します。
この小児用モードは、IPAD NF1200には付いていない機能で、小児用電極パッドを別途購必要があります。
CU-SP1は両用(成人・小児)の電極パッドを採用していますので、モードの切り替えを行うことで、
全年齢に対応できます。
小児用のモードに切り替えれば、電気ショックのパワーが小児用に小さくなり、
さらに小児専用のガイダンスに変わります。成人用モードに切り替えれば成人の音声ガイダンスが、
流れます。(成人150J:小児50J J=ジュール、電気エネルギー)
モード搭載の利点は、音声ガイダンスが成人と小児で「それぞれ専用のガイダンスになる」事が一番大きいかと思います。
JRCガイドライン2010では、小児に対する心臓マッサージのやり方は、胸を横から見て3分の1程度沈むまでとなっていますので、
個人としては、少し難しいように感じるためです。CU-SP1は、この小児に対する胸骨圧迫(心臓マッサージ)のやり方も
インフォメーションボタンを押すことでガイダンスしてくれます。
小児に対するAEDの使用についてもお問い合わせをいただきますので、表示の義務である注意事項を記載しておきます。
※未就学児に対する成人用パッドの使用については、有効性・安全性が確認されていない事から、
小児用パッドを備えた自動体外式除細動器が近くにないなど、やむ得ない場合に限り使用すること。
成人用パッドを未就学児に使用する場合には、特に、2枚のパッドが触れ合うことがないよう注意すること。
2、オートボリューム機能って何?
AEDが自動で周囲の音を感知し、音声ガイダンスの音量が大きくなる機能です。
AEDは電源を入れると音声ガイダンスが流れはじめ、あとはその指示に従う。これが基本となりますが、
音声が聞こえづらい状況ではどうでしょうか?実際に心停止が起きる場所・タイミングは誰にも分かりませんし、
騒然とした環境の場合もあると思います。
そのような場所を想定して、オートボリューム機能は作られ、周囲の状況がうるさいとAEDが判断した 場合には、
自動で音量が上がります。(3段階で上がります。下がりません。)
過去に、弊社で解体工事の隣で実験した事がありました。周りの音は90デシベルぐらいだったかと記憶しています。
その時、動画も撮影したのですが、ピンマイクなどがなく、カメラのマイクでは、工事の音しか入っていないと言う事で、
お蔵入りとなりました。。。
AEDを使用する人の位置では、CU-SP1の音声ガイダンスはしっかりと聞こえました。
もちろん、AEDの音声は基本大きめに設定されていますし、分かりやすく作られています。
音声以外にも本体の前面にイラストやライトが点いており、今何をすべきかが視覚的にもわかるようになっています。
3、バッテリーの寿命の違い。ランニングコスト
バッテリーの寿命はIPAD NF1200が、4年間。CU-SP1が5年間です。これはバッテリーを本体に挿してからとなります。
双方、メーカー保証は5年間となりますが、CU-SP1はこの保証期間内バッテリー交換が必要ありません。
※使用環境によります。※5年、4年の年数は製造年月日より2年以内に挿入した場合。
以前(IPAD NF1200)は、使用環境に関わらず、保証期間内でバッテリー交換の必要がありましたので、
ランニングコストの面で、5年経たずにバッテリーの費用が発生していました。
お客様からは、「保証期間内で交換が必要なの?」と言われることもあり、「そ、そうなります(汗)」と
心苦しい事もありましたが、ランニングコストをお気にされるお客様には、CU-SP1をお勧めできるようになりました。
イニシャルコストの面ではIPAD NF1200がお勧めです。
ちなみに、電気ショックが200回できる容量です。営業的な言い方をすると大容量・長寿命バッテリーです!
4、CU-SP1は電極パッドとAED本体が繋がっています。
CU-SP1は、電極パッドと本体が繋がったまま、AEDの背面に収納してあり、取り出しやすく設計されています。
IPAD NF1200は、使用する際には電極パッドをAED本体に挿し込む必要があります。
傷病者の年齢によって、専用のパッドを挿した方がいい。というお客様もいらっしゃり、一長一短ではありますが、
CU-SP1は挿すと言う作業が必要なくなりますので、1分1秒を争う現場では効率的と言えます。
電源ONしたら、すぐに貼れる。ココがポイントです。電極パッドには傷病者(対象者)のどこに貼ればいいか、
イラストが書いてありますし、音声でもガイダンスしてくれますので、簡単に貼れるかと思います。
未就学児(0歳~およそ6歳未満)に対しては、胸と背中に貼って下さい。
CU-SP1はどんな事をしゃべりますか?
初めてAEDを購入する人や、AEDを持っている人でも、今までの機種と違う場合には
気になる点だと思います。今から書くのは、AEDが正常で電極パッドが繋がっている状態、
つまりイレギュラーなケースを除いた状態です。
前の項目で、CU-SP1の電極パッドは本体と繋がっている状態って言ったじゃないか!と怒らないで下さい。
AEDの電極パッドは、期限が来た場合と使用した場合には、交換の必要があり取り外しできるようになっています。
万が一、抜けてしまった場合なども考慮して、CU-SP1は電源ON時に機器をチェックし、
電極パッドが刺さっているかもチェックしています。
少し脱線しましたが、JRCガイドライン2010適用のCU-SP1の簡単な音声ガイダンスの内容です。
詳細なフローチャートは取り扱い説明書に記載がありますので、そちらをご確認下さい。
成人用モードでのガイダンスとなります。
「」内が音声ガイダンスです。
電源ON
↓
「直ぐに119番通報し救急車を呼んでください。」
「両用電極パッドが接続されています。成人・小児スイッチを成人にセットすると成人用、小児にセットすると小児用として使えます。」
↓
「音声ガイダンスに従ってください。」
↓
「速やかに胸をはだけてください。」
↓
「機器の底面にある電極パッドを取り出してください。」
↓
「電極パッドが入っている袋を破いて、電極パッドを取り出してください。」
↓
■「電極パッドに示している図を確認してください。」
↓
■「それぞれの電極パッドをシートからはがし、図のように貼って下さい。」
↓
■「電極パッドを皮膚にしっかりと貼って下さい。」
※■の部分を電極パッドが貼られるまで繰り返します。
↓
(A)「傷病者から離れてください。心電図を調べています。」
電気ショックが必要な波形かAEDが自動で調べます。
↓
※電気ショックが必要な場合
「電気ショックが必要です。身体から離れてください。」
↓
充電が完了したら
「点滅しているオレンジ色のボタンを押してください。電気ショックを実行してください。」
↓
ショックボタンを押します。
↓
「電気ショックが実行されました。」
↓
(B)「119番通報しましたか?傷病者に触れてもかまいません。」
↓
「今からCPRを開始します。直ちに胸骨圧迫を始めてください。できるなら人工呼吸も行ってください。」
↓
「CPRガイダンスが必要なら、点滅する青いiボタンを押してください。」
↓
iボタンを押します。
↓
「胸の真ん中に片方の手の付け根を置いてください。」
↓
「もう一方の手の付け根を、はじめの手の上に置いてください。」
↓
□「胸が5センチ以上沈むまで、強く、すばやく圧迫してください。」
↓
□「人工呼吸を行ってください。」
↓
心臓マッサージのリズムを
※□の部分を5回繰り返します。その後、心電図の解析に戻ります。(A)
以上が、電気ショックが必要な場合です。不要な場合は、(A)の「傷病者から離れてください。心電図を調べています。」の
ガイダンスの後に、「電気ショックは不要です。」とガイダンスした後、(B)の「119番通報しましたか?傷病者に触れてもかまいません。」と続きます。
流れをもっと簡単に。
電源ON→119番の促し→電極パッド貼る→電気ショックが必要か不要かの判断→必要であれば電気ショック→
心臓マッサージのやり方指導→心臓マッサージと人工呼吸アナウンス→電気ショックが必要か不要かの判断→繰り返し
ガイダンスのポイント
・電極パッドを貼るまで、音声ガイダンスを繰り返してくれる。
どんどんどんどん勝手に進んでいって、今何をしていいのか分からない。と言う状態を防いでくれると思います。
・「119番通報をしましたか?」と言ってくれる。
家族、友人、同僚やお客様の心停止状態を目の前にしたら、
少なからず、パニック状態や動揺したりすると思います。その時、「救急車を呼んで!」と言われても、
119番がパッと出てこない事もありえるからです。CU-SP1は「119番」とはっきりと言います。
さらに、心電図の解析が終わったときにも「119番通報しましたか?」と促してくれます。
・心臓マッサージ(胸骨圧迫)の場所・やり方を教えてくれる。
「剣状突起の2横指上を~~」なんて難しい言い方はしません。知らない方にも分かりやすく、
成人には成人の、小児には小児のガイダンスを教えてくれます。
SDカードって何に使うの?
CU-SP1にはSDカードとカードリーダーが付属しています。
購入された後によく聞かれるご質問です。AEDを使用した場合に、本体の中に5件のデータ保存がされます。
1件3時間、最大15時間のイベント情報、心電図の情報が蓄積されます。
そのデータを取り出す際にSDカードとカードリーダーを使います。
データを取り出す時ってどんなとき?
地域や場所によると思いますが、救急隊員の方(医療関係者)から、AEDのデータが見たい。といわれる場合があり、
その時に使用することが多いと思います。ですので、SDカードを使うときはAEDを使用した後です。
普段はAEDの近くか箱の中に閉まっておいて下さい。
よくある質問の中で思いついたものを書かせていただきました。他にもご質問をいただくのですが、
長くなりすぎましたので、この辺で。また続きを書くかもしれません。
AED CU-SP1 製品概要ページ
http://qat.co.jp/aed/product/cu-sp1